■バッテリーあがり(H15年8月作成)
バッテリーあがりはユーザーに一番身近なトラブルではないでしょうか 特に暑い夏、寒い冬はバッテリーが上がりやすい季節なので、注意が必要です。
■夏のトラブル要因■ | ■冬のトラブル原因■ |
エアコンなどで電力を酷使する 気温が高いと自然放電が進みやすい 高温になると、バッテリーが劣化しやすい | 気温が低いとバッテリーの能力が低下する 寒いときほどエンジンをかける時に電力が必要 |
■バッテリーの寿命
バッテリーの寿命は一般的に2~5年程度ですが 「蓄電量が大きく頻繁に変動する」ような使い方は 寿命を短くします。
■寿命を短くする例■ |
・オーディオ等の電気製品を多数付けている ・バッテリー液が減っても補充しない ・たまにしか車に乗らない ・短距離しか乗らない ・渋滞道路の走行が多い ・長時間ハザードを使う |
■バッテリーがあがってしまったら
■Step1 自力でがんばってみる
エンジンがかかりそうで、かからない時は、電力を使うものを全部オフにし、キーを抜き、数分待って エンジンをかけてみてください。2~3回やって駄目な場合は別の方法を取る必要があります。
■Step2 他の車に助けてもらう
バッテリージャンピングといわれる方法で、元気な車から電力をわけてもらって始動します。専用のケーブルが必要です。
1.電力を使うもののスイッチは全部切る
2.両方の車のキーをOFFにする
3.数字の順番にケーブルを繋ぐ
4.救援車のエンジンをかける
5.回転数を2500回転以上まで上げる
6.故障車のエンジンをかける
7.エンジンがかかったら、繋いだ時と逆の順番でケーブルを外す
エンジンがかかってから20~30分でバッテリーが復活する場合もありますが、エンジンを切る時は 念のため、バッテリー交換が出来る場所、助けてくれる人がいる場所まで移動た方が安心です
※バッテリージャンピングをするときは、以下のことによく気をつけてください。
ブースターケーブルの金属部分どうしを 接触させるとショートしてバッテリーと ケーブルが破損するので注意すること
エンジンのフックが分らないときには、 詳しい人に挟んでも良い場所を聞いて 安全な場所に挟んでください
手順を間違えるとバッテリーや車両の コンピューターを破損する事があります
救援を頼む車は、乗用車の場合は 自分の車よりも大きい乗用車に頼むこと
ブースターケーブルの金属部分どうしを 接触させるとショートしてバッテリーと ケーブルが破損するので注意すること
エンジンのフックが分らないときには、 詳しい人に挟んでも良い場所を聞いて 安全な場所に挟んでください
手順を間違えるとバッテリーや車両の コンピューターを破損する事があります
救援を頼む車は、乗用車の場合は 自分の車よりも大きい乗用車に頼むこと
■Step3 専門家の救援を依頼する
Step2までで上手く行かなかったり、自分でやるのに自信が無い場合は、専門家の救援を依頼する必要があります。車両保険をかけている場合は保険会社の救援が無料で使えることが 多いのでご加入の会社の救援サービスを確認しておくと便利です。
JAF 日本自動車連盟 | JRS 日本ロードサービス | カーポート |
#8139(全国) 043-224-1655(千葉) | 0120-05-0123 03-5441-5555 | 04-7135-6350 近隣地域は出張致します |
■交換の目安
エンジンがかかった後、充電にするか 交換にするかは判断が難しいところです。 複数の項目が当てはまる場合は交換 したほうが良いでしょう
使用年数 | 3年以上 | 小型乗用車の目安一例 |
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形 | 側面が膨れている | 上がった状態の電圧 | 9~10V以下 |
底面 | 黒い沈殿物が多い | 通常の電圧 | 12.3V以下 |
液量 | セルごとに液面の高さが違う 補充してもすぐ減る | 始動時の電圧 | 8~9V以下 |
比重 | 満充電で1.23以下 |