■盗難を防止するには(H29年6月作成)
昨今、自動車盗難や車上荒らしの被害は増加傾向にあり、プロの窃盗団による反抗も一般的になりつつあります。突然の盗難は車生活をしている方々にとって、仕事や日常生活に支障を来たし、不便な生活を強いられることとなります。そのため、大切な愛車を盗難から守るためには防犯知識を身につけることは大変重要です。
ここでは車の盗難・窃盗の手口と主な防犯対策を紹介していきます。ぜひこの機会にご自身の愛車のセキュリティを再チェックしてみてはいかがでしょうか。
■車両盗難の主な手口
盗難の手口は車内への侵入と車体の移動の2段階あります。いずれの場合もハンマーなどでガラスを割るような手荒な手口から、ピッキングや合鍵による巧妙かつ精細な手口まで様々です。
●窓の隙間からワイヤー等を差込み、ドアを開錠。車内に侵入する。
●ハンマー等で窓ガラスを割り、車内に侵入する。
●家に侵入して、車の鍵を盗む。
●レッカー車、けん引車等を使い、車ごと盗む。
●トランクのキーシリンダー部分を取り外し、合鍵を作成する。 など
■盗難から車を守る心得
たとえ、僅かな時間でも路上に放置駐車するのは危険です。鍵をかけ、窓をキチンと閉めてから車から離れるようにしましょう。
駐車する場合、出来る限り人通りが多く、明るい場所を選びましょう。コインパーキングなどは監視カメラの有無などをチェックするをおすすめします。
車から離れる時に貴重品やカバン等を置きっぱなしするのはやめましょう。窓の外から狙われそうなものが見えると盗難に遭遇するリスクが高まります。
取り外しが可能なカーナビやETCカードは自宅に持ち帰るようにしましょう。万が一、盗難に遭われた場合、被害が広がることを未然に防ぐために重要です。
ハンドルロック、タイヤロック、車が衝撃を受けると警報音が鳴ったり、激しいフラッシングを発生する警報、通報装置、GPS機能装置等で防犯性を高めましょう。
■主な防犯グッズの紹介
近年、カー用品店では多種多様が販売されています。防犯グッズを使用することで車両泥棒は窃盗を遂行するまでに時間がかかるため、ある程度の防止効果が期待できます。
ハンドルやタイヤなど車の操作系に装着し、固定する装置。複製できないディンプルキー付きが効果的。お値段がお手頃なので防犯グッズとして人気です。
ガラスの破壊などでセンサーが振動・衝撃などの異常を感知すると、警報やライト等で周囲に異常を知らせる防犯グッズ。警報と同時に離れた場所にいる車の所持者へ通報してくれるタイプのものもあります。
車両が盗難された場合でも車両の走行位置をGPS機能で探査が可能な装置。いつでも自分の愛車の所在が確認できるため安心です。車に搭載した機器を遠隔操作して、エンジンを止めたり、クラクションを鳴らしたりする高機能なものも売られています。
■イモビライザーとは…?
イモビライザーとは、自動車防犯防止システムです。エンジンキーに内臓された電子チップのIDコードと車両側のコントローラーのIDコードを照合して合致することでエンジンが始動します。たとえ、ハンドルロックを破壊し、電気的に直結したり、キーを複製してもIDコードを有していないのでエンジンをかけることはできません。今、最も有効な自動車盗難防止装置と言えます。