■オートマオイルについて(H14年11月作成)
オートマオイル(ATF)はオートマチックトランスミッション(AT)の中で働く 大切でデリケートなオイルです。メーカーは交換しないで良いと言っている 場合もままありますが実際はどうなのでしょうか。
オートマ内部 | ATFのスラッジ | オートマ油路拡大 |
ATの中は非常に精密で複雑です。その中にある油路の中をATFは流れています。 ATFには使用するにしたがってスラッジというゴミのようなものが溜まって いきます。このスラッジが細い油路につまる事などでトラブルが起きます。
ATFを無交換のまま乗っている場合、走行距離が7~8万キロから調子が悪く なりはじめる車もあります。ATの修理は20万円~100万円と高額になる場合が 多いので、長く乗るつもりであればATFは交換したほうが良いといえます。
■交換の時期は?
スラッジが溜まりすぎたATFを交換する際にはリスクが伴います。新しいATFが 油路にはりついていたスラッジをはがしてしまい、細い油路を詰まらせてしまう 可能性があるからです。無交換のまま6万キロ以上走った車の交換を断る整備 工場が多いのはそのためです。安心してお乗りいただくために、カーポートでは 4万キロ走行するごとの交換をお勧めしています。